2013年09月02日

三本の矢

オンチがカラオケを続けるには工夫が必要だ。歌はダメなんだから、あるがままでは気分が持たない。知恵が必要になって来る。相変わらずオンチの浅知恵を巡らせている。

「今だって歌うのは恥ずかしいのですよ」
「そりゃそうだろう。オンチだからな」
「分かってください。この気持ち」
「何のために?」
「少しでも居心地を良くしたいのですよ」
「カラオケ会でか?」
「そうです。カラオケを楽しむ為の第三の矢を考えました」
「第三の矢?」

楽しむ為の第一の矢は、自分の歌を録音して聞かないこと。聞いたら自分が嫌になる。気分よく歌いたいなら己を知らないことが第一だ

第二の矢はカラオケを習わないこと。ここを直せばもっと良くなると言われても、それが出来ないから下手なままなのだ。それでいろいろ工夫している。私が皆様の為に出来ることは、人様の歌を心から楽しんで聴くこと。それに挨拶と拍手くらいだ。

第一と第二の矢は自分ひとりで出来ることなので既に実施済み。問題は第三の矢だ、こればかりはどうしても一人で出来ない。皆様の協力が必要である。

「実は先輩にお願いしたいことがあります」
「金と労働以外なら何でも聞いてやるぞ」
「上手いとか下手とか言わないで下さい」
「上手いなんて言えるわけないだろう。下手は俺の腹にグッと飲み込んでやる」
「有難うございます。評価を受けないことが第三の矢。皆様の協力がなければ出来ないのです」
「分かった分かった。何も言わないから心配するな」
「拍手はしてもいいですよ」

下手とは思うけど改めて言われると辛い。それに99%ダメと思っていても、1%の可能性を信じたい気持ちが心の片隅にある。だから止めを刺して欲しくないのだ。

その点拍手はいい、自分で勝手に解釈できる。手を叩く方は「あ〜ぁ、やっと終わったか」と思いながら拍手しても、私には「ガンバッタネー。前よりマシだよ」と、優しい励ましに聞こえる。

改めて整理すると、「自分の歌を聞かない」「カラオケを習わない」「評価されない」これが私の成長戦略「三本の矢」である。

「そんなことで何が成長するんだ」
「気分です。歌うっていいな〜。という気持ちがどんどん成長するんです」
posted by 中波三郎 at 00:00| Comment(0) | カラオケを楽しむ

2013年09月01日

運命のカラオケ会

オンチなのにひょんなことで歌うことになった。正確に言えば、ひょん、ひょん、ひょん、ひょん、ひょんなことでカラオケを始めたのである。 つまりチャンスは5回もあった。

60代半ばでのことだった。この中の一つの「ひょん」でも欠けたら、人前で歌うことはなかったと断言できる。だからタイトルは「運命のカラオケ会」だが、事実のみを淡々と書くのが私のポリシーである。

「実は幾つかの偶然が私をカラオケの世界に導いたのです」
「そうかい。格好つけずに普通にしゃべれよ」
「分かりました。それでは事実だけを簡単に話します」

<Aさんが私を6年前にカラオケに誘った>
2007年、「ヒヨコ英語教室でお馴染みになったAさんから誘われた。3人の初心者が交替で歌うだけのカラオケ会。Aさんは私がオンチなことをよく知っているので安心して誘いを受けることが出来た。

<地元のラジオで元プロ歌手をゲストに>
コミュニティFMラジオ局の番組で中島公園の話を頼まれたが一人では心細いので元プロ歌手のOさんにゲスト出演のお願いをした。

<カラオケクラブ例会>
当時Oさんが会長だったカラオケクラブ例会に、放送の参考にしようと思って見学に行った。しかし会員にとっては私はただの参加者。歌いたいから来たと誤解され半強制的にステージに連れて行かれた。

「銀恋」の伴奏が始まった。お相手も来てくれたので急に歌いたくなった。「3人カラオケ」を始めて半年くらいたっていたので、その気になったのだと思う。

今でも不思議に思っているが、この文章には、幾つかの偶然の出来事が書いてある。その内の一つでも欠けていたら、今のようにカラオケを楽しんでいることはないと思う。

偶然出会った小さな出来事の連続が私の人生を左右していることに気付いて不思議に思っている。それでタイトルは「運命のカラオケ会」とした。大袈裟ではないょ。
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posted by 中波三郎 at 00:00| Comment(0) | カラオケを楽しむ